超不定期ぶんせきブログ

ふていきにサッカーの戦術分析を。

久々に分析したくなったので。<レアルマドリー 3-1 パリSG>

久々すぎんだろ。 

早速行きますか〜。ほんと面白い試合だったんで分析したくなっちゃいました。

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(whoscoredより引用)

スタメンおよび交代カードはこんな感じ。普段リーグアン見ないから知らなかったんですけどブラジル代表キャプテンはベンチなんですね。怪我なのか知らんけど。

見ていた人も多いだろうがマドリーの2点目が決まるまでは本当に絞まった試合でした。マドリーのゴールの概要が1点目はロ・セルソがクロースを掴んだPK(アレはPKやエメリはん)、2点目がアレオラとマルキーニョスの連携ミス、3点目がラビオとヴェラッティのマークのミスだったのがパリSGは悔やまれる。勿体無い。というわけで分析して行きたいと思います。

 

 

マドリーの中盤とハイプレス

マドリーの中盤は皆ご存知カゼミーロ・モドリッチ・クロース・イスコの菱形。1列目が相手のDFラインを捕まえに行くのは周知の通りで、その下の菱形はクロースが基本ヴェラッティモドリッチがラビオ、イスコがロ・セルソを捕まえに行き、そのカバーをカゼミーロが行う形でした。

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前半7分、CBの間に入ったロ・セルソから左SBのユーリにボールが渡ったシーンです。ボールを出したロ・セルソイスコ、ボールを持つユーリとラビオの間にいるのがモドリッチ、その逆サイドでヴェラッティの横にいるのがクロース、そしてアンカーにいるのがカゼミーロ。これで先程の説明が理解いただけたかと思います。この形ならイスコが下がってきてラビオに、モドリッチはユーリの前にいる最も危険な選手・ネイマールにプレスを掛けに行けます。その後、前に侵入したラビオがカゼミーロのカバーによってボールを奪われました。いいバランスや...

 

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 11分でもマークの形は同じ。パリSGの両SBがフリーであるものの、これだけ押し上げられていてはウイング、フォワードが落ちてこない分には貰ってもパスコースがありません。結果、マドリーがボールを奪い、ショートカウンターが行われなした。(マルセロのクロスが直接アレオラでしたが)

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この試合のヴェラッティのヒートマップ。パリSGの中盤で一番ボールを供給できる選手はヴェラッティです。これだけ低い位置にいては前3枚に渡すのはなかなか難しい。パリSGは前半、低い位置からの組み立てを余儀なくされました。前半ムバッペの触る回数少なかったもんね。目に見える証拠。

 

あと目次に入れようか悩んだもので気になったのがロ・セルソ。25分のFKを返上したシーンや、上の11分のスローインからのシーンなど(51分もあった)視野の狭さ、攻守時のポジショニング、状況判断で少し厳しく感じるシーンがあった。(勿論周りのレベルが高すぎるから求められるものも高いもんだけど!)マドリーがスカウティングで彼のところを狙っていたのかも。ヴェラッティが下がり気味なのも彼のサポートのためかもな〜って思ったり。守備面でもそんな効いてなかったし2点目を取られたタイミングでドラクスラーと交代したけどもっと早くてもよかった気がした。2ndLegはディアッラか、それとも点取るためにパストーレかなぁ。

 

 

ムバッペ(とダニ・アウヴェス)

はい、ムバッペ。前半は前述の通りタッチが少なかった(それでも得点絡んだのは流石)ものの後半はスタートから結構絡んでました。それは括弧の中の人のお陰だったり。というかパリSG自体、そんなに試合を見ることがないけど、イメージ的に攻撃は左ネイ、右はムバッペとダニで結果その通りだったわけだけどこの右のコンビが結構よかった。まずダニ・アウヴェスがオーバーラップをするとクロースが引っ張られます。クロースがサイドに出て行ったということはつまり中が開くというわけです。んでそこを使ったのがムバッペ。この画像のマドリーの選手をみるとなんとな〜く各々の心理が見えてくる。イスコは「そこ俺が行くところ?」みたいな感じでカゼミーロは完全に俺の仕事場じゃねえみたいな感じ。その絶妙に判断の悩む場所を使えるムバッペはやっぱうまいなと感じました。

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そんな感じで後半ダニ・アウヴェスがうまいこと使えたのは相手の中盤・クロースがよく働いてるからなんだな〜っていうのが途中から分かってきた。クロースはサボらない分ボール保持者に行きすぎなところがあるかも。ネイが切り込んできた時もクロースさんはプレスかけ行って空いたアウヴェスへパス通ってたし。んでもってマドリーも「ダニ・アウヴェスがいかに危険か」というのは身を以て知ってるもんだからアタッキングサードではヴァランやラモスもプレスに出てた。典型的だったのが58分。ヴェラッティから中央にいたダニ・アウヴェスにボールが渡った時、同国のマルセロさんがプレスに行ってたのは笑ってしまった。しかも取れんし転けるし。そのあとムバッペがダイアゴナルに走ってあわやキーパーと1対1〜みたいなシーンが出来かかってた。(結果パスをセルヒオラモスがインターセプト

ダニがサイドでうまいことやってて中央でもいいプレーをしてたからだろうね。エメリは65分、カバーニから右SBのトマス・ムニエに交代しダニをウイング、ムバッペをCFに。これでダニもSBの時より守備のリスクを負わずより自由に動けるように。

めちゃめちゃ話がダニに行ってしまったがムバッペはムバッペで、CBとイスコ以外の中盤3枚の間を上手く使いボールを受けていた印象。そこで貰えばカゼミーロを振り切れるだけのスピードは勿論あるしパスの選択肢も左右である。彼はパスも上手いんだこれが...後半疲れがきたのかマドリーの中盤の戻りが遅くそこは結構使われてた。ネイマールにそこで貰われるとネイマールを潰せ!とミッションを与えられていた右SB、ナチョ・フェルナンデスも付いて行けず、チャンスになる場面があった。

 

ハイリスクハイリターンだったマドリーの交代策

言わずもがな。ジダンは79分、カゼミーロ、イスコとフォーメーションのど真ん中に位置していた選手2人を下げてルカス・バスケス、マルコ・アセンシオをウイングとして投入しました。よって形はアトレティコ型の4−4−2。守備の要のカゼミーロを外す、今のマドリーにとってカゼミーロを替えるということがどれほどハイリスクなことなのかはマドリーを知っている人なら十分承知でしょう。言わずもがな。入って早々のちヒーローになるアセンシオがムニエの裏を突きます。オフサイドにはなりましたが投入された選手が「相手のSBの裏を突く」という指示を出されたことは明らかでした。逆転ゴールが生まれた83分もアセンシオがムニエの裏を突いてからでした。3点目もアセンシオとムニエの1対1からでした。結果マドリーのウイングを置いたことは大成功でした。

 

感想

HTに互いのベンチメンバーを見た時パリの方が豪華じゃね...?と思った自分をぶん殴りたい。あとアセンシオにそんなスピードがあると思ってなかったから割とびびった。こうして自分の分析を見直すと、五分五分だと思ってたゲームも結構マドリーが支配してたように感じてしまう。パリSGが間違いなく点を取りにくる2ndLeg、マドリーは最初からアトレティコ型4-4-2でウイングを配置して良いのではと感じた。(勿論カゼミーロはいるよ)ただそれだと今回の中盤1枚誰かがベンチに行くよね。それはそれでもったいなく感じるなぁ!パリSGは前述の通りロ・セルソの所をパストーレ辺りに変えて前3枚に上手く繋げたい。この試合の後半のようにマドリーの中盤も疲れが出て判断や動きが遅れる時間があるはず。アウェイゴール1のおかげで2−0でも突破可能。去年パリ相手に神懸かり的試合を演出したネイマールがパリに突破に導けるか。2点差付いたからと言って2ndLegも楽しみは尽きない。

 

 

 

 

トゥヘルの引き出しの多さとリベンジをしたシュミット・レヴァークーゼン B04 2-0 BVB

 だいぶ遅くなりましたがやっていきます。
この試合まで攻撃陣好調ドルトムントと、イマイチ調子の上がらないレヴァークーゼンの対戦になりました。スタメン・フォーメはこんな感じ。

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(ゲレイロのスペルミスってます。すまそ。)ドルトムントは好調なここ最近4-1-4-1を採用しています。一方レヴァークーゼンはSBにベンダー兄を起用。ベンダー兄弟は本職を忘れたらしいよ←

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